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ティッシュ・トイレットペーパー・紙の多用が、森林・環境・健康破壊につながる理由

昨夜「種と食を守ろう!」が合言葉の『OKシードプロジェクト 』のオンライン学習会で印鑰智也(いんやく・ともや)さん のお話を聴き、ブラジル・アマゾンの森林が大規模伐採され(すでに遺伝子組み換え大豆畑のために大規模伐採されているが、さらに)、成長の早いユーカリが日本企業(伊藤忠商事・王子製紙など計14社が株主の世界第3位の巨大パルプ製造メーカー「セニブラ」)などによってモーレツに植林されていることを知りました。 (「セニブラ」=(セルロースの「セ」+日本の「ニ」+ブラジルの「ブラ」。現在は100%日本資本の企業)

一見「緑が増えていいじゃん!」と思いがちだけれど、実はユーカリはすごい勢いで大量の水を吸い上げる植物ゆえ現地では水不足が深刻な問題となっていて、ユーカリ植林エリアは「緑の砂漠」と呼ばれているのだそう。

おまけに現地のパルプ工場では汚染された排水が大量に排出されるため、これまた深刻な環境汚染・健康被害が出ているとのこと。加えて、さらなる効率アップをはかり、健康問題が検証されていないにも関わらず、パルプ企業はユーカリの遺伝子組換え化を推し進めているのだそうです。

日本の紙消費量は、中国、アメリカに続き世界第3位(2020年データ)。

さて、あなたはどうしますか?

私はかつて、世界の旅で訪れ地球の楽園と感じたアマゾンの森林が大規模伐採されていると知った時、ショックと共に激しく落ち込み、その後、自分のくらしから「使い捨て」を極力なくそうと決め、ティッシュペーパー・トイレットペーパー・紙ナプキンなどの使用をやめました。

ティッシュの代わりに手ぬぐいを愛用し、トイレットペーパーの代わりにペットボトルに汲み置きした水でお尻を洗い自分専用のハンドタオルでふく、という選択にシフトした結果、清潔・快適・オトクな毎日を手に入れ、氣づけば生活費は半減。

紙だけでなくあらゆる使い捨てを激減させたことで電氣代も月200円台にまで下がり、当時くらしていた北海道の新聞社から『できた!電気代600円生活(出版当時は500円台だったので)』という本を出版し、クリエイティブに暮らす楽しさを満喫しながら今に至ります。(現在は生活環境の変化により電氣代は600円ではありませんが、クリエイティブライフは進化しています)

ユーカリ植林については今回初めて知りましたが、「セニブラ」のユーカリ植林地を視察したノンフィクション作家・山根一眞氏による、ユーカリ植林の利点ばかりを挙げたこんな記事も見つけ、現状を一側面からしか見ずに語るとこうなる、という例を見せてもらった氣がしました。 (ネットで調べたら、日伯紙パルプ資源開発(株) 取締役企画調査部長によって今から27年前・1996年12月に書かれたこんなレポートも発見。印鑰さんの話を聴いてから読んだので、ユーカリ植林の利点もより詳しく知ることができたけれど、「この人たちは印鑰さんが実際に見て匂ったようなパルプ工場から流されている汚染排水の実態を見たり、水不足で苦しむ現地の人々の声を取材したのだろうか?」という疑問が湧きました。

昨夜のオンライン講座は、これらの記事ではまったく語られていない視点を与えてくれたので、現実を冷静に見る目を養うことができ、私は物事を一側面からしか見ずに語ることの危険と責任を痛感しました。

私にとって印鑰智也さんは、お話を伺うたびに信頼と尊敬が湧いてくる、マスコミが伝えない様々な情報を伝えてくださる貴重なジャーナリストであり活動家のお一人です。 下記をはじめ、印鑰さんは参加しやすい価格で大事な情報を伝える講座を多数開催しているので、参加すると今を生きるためのリアルな情報と広い視野を得られ、オススメですよ!

【食の未来を考える連続講座(オンライン限定)】

遺伝子組み換え食品に続いてゲノム編集食品が登場し、昆虫食や培養肉に代表されるフードテックがもてはやされています。


いずれも世界の食料問題や気候変動問題の解決に寄与するなどと喧伝されていますが、果たして本当でしょうか。


遺伝子を操作したり、工業製品のように生産したり、細胞を培養して製造する食品を“食べもの”と呼ぶことに違和感はありませんか。


食べものは食べる人の身体をつくるだけでなく、未来につながる大切なものです。食の世界が大きく変わろうとしている今、私たちは改めて「食べものとは何なのか、どうあるべきか」という基本的な問題に立ち返り、食の未来について考えます。

<第1回> 2023年11月17日(金)午後2時~4時 「昆虫が地球を救う?~フードテックにひそむ危険~」 講師・天笠啓祐(ジャーナリスト、日消連顧問)

<第2回> 12月15日(金)午後2時~4時 「本物の食べものとは~スローフードはいま~」 講師・島村菜津(ノンフィクション作家)

<第3回> 2024年1月19日(金)午後2時~4時 「お米があぶない~放射線育種って?~」 講師・印鑰智哉(OKシードプロジェクト事務長)

◎参加費:各回500円(事前振込みをお願いします)、日消連会員と遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン個人会員は無料 ◎参加方法:オンラインのみ ◎申込み締切:各回開催日の2日前(参加のためのZoom案内や資料は各開催日の前日に送ります)

参加費は事前に下記までお振込みください。申込み回数分をまとめてお支払いいただけます。 ◎振込先 ●ゆうちょ銀行から振込む場合 郵便振替口座:00130-0-22957 加入者名:日本消費者連盟 ●他行から振込む場合 銀行名:ゆうちょ銀行/支店名:〇一九(ゼロイチキュウ)支店/預金種類:当座 口座番号:0022957 口座名:日本消費者連盟 *お願い:お振込みの際には、お名前のほか、通信欄に「食の未来講座参加費」とお書きください。

★申込み後に参加を取りやめる場合は各回開催日3日前までにご連絡ください。 ★お振込み後のキャンセルはご遠慮願います。 ★講座の内容は録画し、後日、参加申込者に視聴方法をご案内します。

<主催・お問合せ先> 日本消費者連盟・食の安全部会、遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン TEL:03-5155-4765(月・水・金)/Eメール:online@nishoren.org ・・・・・・・・ 下記もおススメです!いのちと食の安全を願う方は、ぜひサポーター登録を! ★タネと食を守ろう!『OKシードプロジェクト


(2023,9,13)

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