➁《食文化編》~【SHOGEN &サトケンと行く与那国島ハートフルネスツアー】おすそ分けレポート
➀《パワースポット編》に続き、与那国島の食文化についてお伝えします。
このツアーの最大の特長は、主催リーダー・大川政代ちゃんのご家族たちが全面的に真心いっぱいのサポートをしてくださったこと。
中でも、与那国島在住のご長女・姫代さんの旦那様(庄市さん)の自家菜園から毎朝届くトレトレの無農薬野菜や庄市さんが山で採ってきてくださった与那国ならではの山菜をふんだんに使った、様々な島の味覚を提供できたことでした。
庄市さんの畑ではちょうど冬野菜の「パクチー(香菜)」が採れ始めたところだそうで(アジア料理に欠かせないパクチーが畑の定番とは、さすが台湾に一番近い島ですね!)、やわらかく新鮮なパクチーが毎朝どっさり届けられるという、パクチー好きにはたまらない状況(≧▽≦) (その他、水菜やサラダ菜なども毎朝採れたてが届く贅沢さ!)
毎食の料理やトッピングに惜しげもなく使わせていただき、「パクチーは苦手」と言っていた参加者さんも「美味しい!!!食べられるー!!!」と、一食目にしてパクチー嫌いを卒業されていましたヽ(≧▽≦)丿
そして、与那国島ならではの山菜、左から、長命草、オオタニワタリ、ゼンマイ?もドッサリ!ヽ(≧▽≦)丿最初の晩餐では、これらの山菜の揚げたて天ぷらと、1か月前から漁協に予約しておいたというカジキのお刺身がドドーンと登場! みんなに「ショーヘイ」と呼ばれていた「オオタニワタリ(真ん中の写真)」はシダ科の植物で、ティンダバナや人面岩に行く山中に生えているのを何度も見ましたが、実は絶滅危惧種なのだそう!苦みのないピーマンのようなサクサク食感で、天ぷらはついついつまんでしまう美味しさでした。
私が特に得も言われぬ香りと風味にうっとりしたのは、長命草の花の天ぷら。お店でもいただきましたが、この日のメグちゃんの揚げたて天ぷらの美味しさには及びませんでした(#^^#)天ぷらの写真がなくて残念!揚げたてが美味しすぎてすぐみんなの胃袋に入ってしまい、写真を撮る間がなかったようです(≧▽≦)
↑ツアー最初のお食事は、計8品の沖縄コース料理!私はアシスタントとして、沖縄料理店のシェフ経験があるメグちゃんが考案したメニューの味付けや盛り付けをサポート。計20名分の夕食を、じゃんじゃん作って並べていきました。
テーブルクロスの上に敷き詰められた地元の山から採ってきた大きな葉っぱは、メグちゃん・政代ちゃんの「わーりー!どぅなんちま!(与那国へようこそ!)」なおもてなし心を込めた演出。イキイキ鮮やかな緑が、目と心をリフレッシュさせてくれます💕
↓2日目のランチは、メグちゃんお手製の手打ちソーキそば!一株食べると一年寿命が延びると言われる与那国島の山菜「長命草」の粉を練り込んだスペシャルな与那国バージョンです!
↑これが長命草(正式名:ボタンボウフウ)。血流改善、抗酸化作用、整腸作用、疲労回復作用、血糖値抑制作用など、アンチエイジングに直結するありがた~い効能だらけの野草。山菜らしい風味と苦みがあり、定番の食べ方は天ぷらのようですが、これを練り込んだ沖縄そばはビックリするほど美味しくて、おかわり希望者続出でした(≧▽≦)
実は私は、沖縄そばはボソボソしていて美味しいと思ったためしがなかったのですが、メグちゃんの手打ち麺はモチモチのツルシコで、ものすごーく美味しかった!以前やっていた沖縄料理店で出していたそうですが、「ぜひまたお店をやってほしい!!」と心底思う名店の味でした。
↓2日目の夜は、与那国島ならではの料理が食べられる居酒屋「海響(いすん)」へ。◎青パパイヤのサラダ、◎カジキの骨のから揚げ、◎カジキの卵の煮つけ、◎長命草やオオタニワタリの天ぷら(これは前日の夕食のメグちゃんの天ぷらが勝ち!(≧▽≦))、◎カジキなどのお刺身、◎揚げ出汁ジーマーミ豆腐(絶品!)、◎ゴーヤ・ポーク・島豆腐の卵チャンプルー、◎ナーベラー(へちま)と野菜と豚肉の味噌煮、◎カジキ?の目玉の煮つけ!、◎巨大魚の丸ごと揚げ煮!…と、珍しい島料理が次から次へと出され、美味しい!ビックリ!面白い!の連続で大満足!ヽ(≧▽≦)丿
ドリンクも好きなだけオーダーさせてもらえて、ぜんぶツアー代にインクルードとは…!「政代ちゃん、会計だいじょうぶ…?」と心配になったほどの豪華版で、皆さん話にも花が咲き、大いに盛り上がった居酒屋ナイトでした。(≧▽≦)
↓3日目のランチは、◎カジキの漬け丼とお味噌汁、◎パクチーとポップコーンのサラダ、◎若竹・かまぼこ(さつま揚げ)・長命草のチャンプルー。
沖縄式の漬け丼は、甘口醤油に漬けたたっぷりのお刺身カジキに、パクチーをモリモリにトッピング。大大大満足の美味しさでした~!ヽ(≧▽≦)丿
パクチーとポップコーンのサラダは「もう一品あるといいな」と思って急きょ作ったひらめき料理でしたが、驚きのマッチングが大好評!「初めて箸でポップコーンを食べました!」と面白がっていただけました(≧▽≦)
メグちゃんは長命草を炒め物にしたのは初めてだったそうですが、長命草のほどよい苦みと甘いカマボコ(沖縄で「かまぼこ」と呼ばれるさつま揚げは、スーパーでも定番商品として売られる、「ポーク(コンビーフの豚肉版?)」に並ぶポピュラーなお惣菜のようです)とのハーモニーが絶妙で、お酒が欲しくなるオツな美味しさ。この日のランチも、皆さん大喜びしてくださいました。
↓そして…早くも最後の晩餐メニュー。またまた沖縄料理の定番がズラリ、のコースです。
↓青パパイヤも、沖縄料理の定番食材。「パパイヤイリチー」とは、しりしり(千切り)にしたパパイヤを炒め煮にしたもの。豚の三枚肉煮(ラフテー)の下に敷いた生のパパイヤしりしりは、イリチーのしりしりとは切り方が違うのがミソ。それぞれの料理に合った切り方で、確かに美味しさが違ってくるのです。いや~どれも美味しかった!あらーぐふがらっさ~!(与那国語で「どうもありがとう=ごちそうさまでした」)
*➂《与那国島の生活文化編》につづく…
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